こんにちは!先日ついに最新作発売前では最後のシーズンが終わりを迎えましたね。
そんな締め括りとも言えるシーズンでレート1位を獲得したプレイヤー、あなたはどんな人か知っていますか?
今回はシーズン16、最終1位のあるさんに直接!お話を伺いました。
彼がどんな思いを軸に持っているのか、素晴らしい結果を得ることが背景にどんなドラマがあるのか。その努力の軌跡を一緒に追っていきましょう!
ある選手 基本データ
ある選手 Twitter【@Alchem_poke】
USUM 最高レート2172(シーズン16)、最終1位
第7世代 21達成回数5回
最終1位獲得以前の最高レートは2153(シーズン9)、最終23位ブログ:のんびりほのぼのと
最終一位を獲得した構築

ある選手 インタビュー
レーティングバトルへの取り組み方と最終日前日まで
―普段レーティングバトルに望むうえで、目標などは掲げていますか?
昔から定めていた目標は最終2200以上です。
シーズン16では最終日の最後の順位更新で1位だったので、最終1位を視野に入れていました。
―最終更新以前はどのようなペースで進められていましたか?
シーズン16の序盤は色々な構築を試していて、順位は高くなかったです。
2000には到達したのは早めで、そのときは最終一位を獲得した構築とは全く別のものを使っていました。その後サブロムに移りましたがレートは伸び悩んでいました。最終的には1ロムで挑みました。
ー2000に乗ったロムを動かし始めたのはいつからですか?
最終日一週間前くらいからです。
かなり調子が良く、1回か2回しか負けていないと思います。流れ良くサーっと2100に乗れてよかったです(笑)。なので、最終日前から2100に乗っていました。
その時はラッキーが入っていて、ウツロイドに切り替えたのはシーズン最終日になります。構築のベースが出来たのは最終日一週間ほど前です。
ー2100から新しくウツロイドを投入することに躊躇はなかったですか?
いや、ないですね。これいいなあと思ったら試さないで投入してみるタイプなので。
ラッキーだとリザードンの処理が難しいと思ったので交換しました。
ーゲーム自体の考察が煮詰まると、同じ構築を使い続ける人が強い!みたいな風潮もありますよね
僕は毎シーズン使いたいと感じた並びをたくさん触ってから構築を組むので、固定の構築を使うタイプではないですね。なので、組み上げるのに時間はかかってしまいます。
その分、使える構築の幅が強いのが自分の強みだと思っています。
同じポケモンをずっと使っていると飽きてしまうし、新しいポケモンをどんどん使っていくことも楽しいと思っています。
ー構築を変えているとどんな人か認知されにくくて少し寂しいですよね(笑)
そうですね(笑)
今日も誰からも最終1位の人って言われなくて…
※オフ大会の会場にてインタビューを行いました。
最終日の様子と最終1位まで
ー最終日はどのようなペースで潜っていましたか?
最終日は22時半にPGLが更新されたのを見てから潜り始めました。
全体通して対戦数は少なく、最終日も13戦ほどしか戦っていないです。
その内、2回負けてしまいました。
ー2100で負けると精神的に苦しくないですか?
かなりショックでしたね。2戦ともレートが離れている相手ということもありました。
それでも1位が見えていたので頑張って戦い続けました。
ー今回最終一位を獲得できた要因はありますか?
環境に刺さっていたことと、キツイポケモンを上位プレイヤーが使っていなかったことです。
具体的には、地震持ちテッカグヤがかなり環境に刺さっていてカバマンダガルドレヒレに対して強力でした。また、ギャラドスやカミツルギなどのキツイポケモンを上位プレイヤーがあまり使っていなかったです。そういった噛み合いも勝ち上がれた要員だと思います。
ーレートに臨む時のジンクスはありますか?
「俺は強い!俺は強い!俺は強い!」と暗示をかけています(笑)
勝てる!と思いながらやらないと勝てる試合も勝てないかなーって。
あとは闇雲に対戦せず、必ず数戦おきに休憩します。最序盤の構築を試している段階やシーズン最終日で時間が全くないときも休憩して集中を切らさないようにしています。休憩をとりながら対戦をすることが大事だと思っています。
ーということは、最終日にあまり潜らなかったのも休憩を挟んでいたからでしょうか。
そうですね。モンスターエナジーを用意して仮眠などの休憩を挟んでいました。なので、2172に乗ったのは朝7時くらいです。
ーシーズン最終日、一番興奮した試合はなんですか?
最終日、最後のPGL更新を見てから戦った最初の試合が一番熱かったです。
自分のレートが2142の時に再開したのですが、相手も2142と同率で物凄く熱かったです。
試合内容もどちらが勝つか最後まで分からなくて本当に楽しかったです。
少ししてからその相手が知り合いだったという事が分かりビックリしました(笑)
ーその後、感想戦などはやりましたか?盛り上がったのではないでしょうか(笑)
盛り上がりました。択続きの試合だったので、「あの場面こうしていたらなー」という振り返りをしました。向こうは悔しがっていましたね。
こういう上位で戦う特別な場面での試合はやっぱり楽しいです。

ポケモン対戦へのモチベーション
ーポケモン対戦でできた友人などはいますか?
何個かのコミュニティに属しています。その中で、強いポケモンの考察をしたり、レート通話をしたりしながら意見交換をすることで自分の知らない情報を補っています。
時にはポケモン以外のゲームをみんなでやったりして、自分はとにかく楽しさを一番に置いています。
ーポケモン対戦での友好関係が広くなったのはいつ頃からですか?
ツイッターを始めたのがサンムーン発売と同時期だったと思います。
それまでは1人で遊んでいましたが、何回も2100に乗っているうちに認知され始めました。そこからポケモン考察通話などをして友好関係が広がりました。
ーポケモン対戦へのモチベーションはどのように保っていますか?
あー、義務みたいな(笑)
僕は単純にポケモン対戦を好きでやっているので、何のためにやっているんだろうと思ったことはないです。
知り合いとの最終順位争いなど毎シーズン楽しみながら上位に食い込めるようにやっています。
ー最後に、剣盾への期待を教えてください。
メガ進化とZ技が廃止される代わりにくるダイマックスが楽しみです。
また、競技人口が増えてくれることを期待しています!
初心者の方へ一言!
周りにとらわれないで、自分がプレイしていて一番楽しいプレイスタイルで対戦しましょう!
インタビュアー:ぼんこふ
動画
後日、YouTubeでもあるさんの紹介動画をアップさせていただきます。お楽しみに!
最後に
今回はあるさんが最終一位を獲得するまでの物語を伺っていきました!
常に自分のペースとスタイルを守り続ける、周りに流されないひたむきさを見せて頂きました。
最終一位を獲得したその背景を知ることで、その成果は数字以上に輝かしく見えると思います。本記事の内容に感銘を受けたかたは、更に上を目指すモチベーションにしていただけたら幸いです!
今回インタビューにご協力して下さいましたあるさん、本当にありがとうございました。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
著者 ぼんこふ Twitter[@bonkohu23]
レートで結果を出すのは努力の積み重ね、並大抵のことではありません。
そのドラマをもっと多くの人に届け、初心者の方に結果を出すことへの憧れを抱いて欲しいなーと思っています。
私も感銘を受けました。まずは負けたら休憩するところから!